STAFF INTERVIEW|事務スタッフ

ホテルの接客経験を、患者さんの不安を減らす仕組みづくりへ。医療未経験から、待ち時間改善プロジェクトを担うまで。

小林 結菜さん/2020年入職

小林 結菜さん(事務スタッフ)
入職年
2020年
出身
山形県
前職
ホテル(フロント・予約管理)5年
異業種転職医療未経験接遇業務改善

ホテルのフロントと予約管理を5年間経験し、医療未経験で当院へ。『接客で培った案内力を、より不安の大きい場面で役立てたい』という思いで飛び込んだ小林さんは、今、地域連携と待ち時間改善プロジェクトを担当しています。異業種からの転職組が、医療事務の現場でどう活躍しているのかを聞きました。

PROFILE 山形県出身。ホテルでフロント業務と予約管理を5年間経験。接客力をより不安の大きい場面で活かしたいと考え、2020年に医療未経験で当院へ入職。患者サービス部門で受付・案内を経験した後、現在は地域連携と待ち時間改善プロジェクトを担当。データに基づく業務改善を得意とし、年次に関係なく提案できる職場文化を体現している。

接客の力を、もっと必要とされる場所で

ホテルでの仕事は好きでしたが、ある時『自分の案内する力を、もっと不安を抱えた人の役に立てたい』と考えるようになりました。病院は、来る方の多くが不安を抱えています。医療知識がなくても、相手の表情を見て言葉を選ぶ経験は活かせるはずだ——そう思って、思い切って医療業界に飛び込みました。

もちろん最初は不安でした。保険制度も医療用語も、ゼロからの勉強です。でも、接客の現場で身につけた『相手の立場で考える』という軸は変わりません。むしろ、その軸があったからこそ、医療の世界にも早く馴染めたのだと思います。

ゼロから医療を学んだ3か月

入職後の3か月は、保険制度や医療用語を基礎から学びました。先輩の受付対応を実際に見せてもらった後、ロールプレイで練習を重ねます。『説明が長すぎないか』『次に何をすればいいかが、患者さんに伝わっているか』を、毎回振り返りました。

医療事務というと専門的で難しそうに見えますが、段階を追って学べる仕組みが整っているので、未経験でも着実に力をつけられます。分からないことを質問しやすい雰囲気があったのも、心強かったですね。

事務スタッフの仕事の様子
事務スタッフとしての日々の仕事の一場面。

『待ち時間』という不安に、データで向き合う

今、力を入れているのが待ち時間改善のプロジェクトです。受付から検査までにどれくらい時間がかかっているのかを実際に計測し、案内表示や予約枠の取り方を見直しました。その結果、待ち時間が平均で18分短くなり、患者さんからの問い合わせも目に見えて減りました。

東北各地から長い時間をかけて来院される方にとって、待ち時間は大きな負担です。受付が来院の目的や移動の負担を把握し、看護師や検査技師と連携して検査の順番を調整する——こうした地道な工夫の積み重ねが、患者さんの体験を変えていきます。事務も、立派なチーム医療の一員だと感じています。

年次に関係なく、提案が形になる

この職場の面白さは、『こうした方が分かりやすいのでは』という提案を、データと一緒に出せばきちんと検討してもらえることです。年次や経験に関係なく、改善に参加できる。異業種から来た自分の視点が、むしろ歓迎される場面も多くあります。

事務スタッフのキャリアは、接遇から始まって、医事、地域連携、データ分析、IT運用へと幅広く広がります。患者さんの『分からない』を減らすことと、病院の仕組みを良くすること。その二つがつながっているのが、この仕事の醍醐味です。

Q & A

Q1医療業界を選んだ理由を教えてください。

接客で培った案内する力を、より不安の大きい場面で役立てたいと思ったからです。医療知識がなくても、相手の表情を見て言葉を選ぶ経験は活かせると感じ、未経験で飛び込むことを決めました。

Q2入職後の研修はどうでしたか?

保険制度や医療用語は基礎から学びました。先輩の受付対応を見た後にロールプレイを行い、説明が長すぎないか、次の行動が患者さんに伝わっているかを毎回振り返りました。段階を追って学べるので、未経験でも安心でした。

Q3改善プロジェクトについて聞かせてください。

受付から検査までの時間を計測し、案内表示と予約枠を見直しました。その結果、待ち時間が平均18分短くなり、患者さんからの問い合わせも減りました。数字で効果が見えると、やりがいも大きいです。

Q4医療未経験で苦労したことは?

やはり最初は専門用語と保険制度に戸惑いました。ただ、分からないことを質問しやすい雰囲気があり、先輩が丁寧に教えてくれたので、少しずつ自信を持てるようになりました。

Q5職場の魅力はどんなところですか?

『こうした方が分かりやすい』という提案を、データと一緒に出せばきちんと検討してもらえることです。年次に関係なく改善に参加できるので、異業種出身の自分の視点も活かせています。

Q6事務スタッフの仕事の幅を教えてください。

受付や案内から始まり、医事、地域連携、データ分析、IT運用まで幅広く広がります。患者さんの体験を良くすることと、病院の運営を支えることの両方に関われるのが面白いところです。

Q7これから挑戦したいことは?

診療情報管理士などの資格取得にも挑戦して、データ分析の力をもっと高めたいです。待ち時間改善の取り組みを、ほかの業務にも広げていきたいですし、異業種から入る後輩が活躍できるよう、研修づくりにも関わっていきたいと考えています。

A DAY
  • 8:30

    予約確認

    その日の予約状況を確認し、混雑が予想される時間帯の対応を準備します。

  • 9:00

    受付・案内

    来院された患者さんを受付・案内。不安そうな方には特に丁寧に声をかけます。

  • 11:30

    電話対応

    予約変更や問い合わせに対応。相手の状況を想像しながら言葉を選びます。

  • 12:30

    休憩

    午後の業務に備えてひと息つきます。

  • 13:30

    紹介・地域連携の調整

    他院からの紹介患者さんの予約を、地域連携の窓口として調整します。

  • 15:00

    改善会議

    待ち時間改善プロジェクトのデータを共有し、次の打ち手を話し合います。

  • 16:30

    引き継ぎ

    翌日の予定や注意点を整理し、チームへ引き継ぎます。

  • 17:15

    退勤

    基本は平日勤務。土曜当番は月1回程度で、平日に振替休日を取得します。

MESSAGE

医療経験よりも、人の困りごとに気づいて、周囲と一緒に改善していこうとする姿勢が大切だと思います。異業種の経験は、必ず武器になります。患者さんの『分からない』を減らし、病院の仕組みを良くする仕事に興味がある方は、ぜひ一度、見学に来てみてください。

小林 結菜さん/事務スタッフ・2020年入職

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