STAFF INTERVIEW|臨床検査技師
新卒で青森から仙台へ。「結果を出す」その先の、診断につながる検査を学ぶ。
伊藤 駿さん/2023年入職

- 入職年
- 2023年
- 出身
- 青森県
- 入職区分
- 新卒
大学で超音波検査に魅せられ、新卒で専門病院の道を選んだ伊藤さん。1年目は検体検査の基礎を固め、2年目から甲状腺超音波の研修が始まりました。『検査結果を、診断の提案につなげる』という当院の考え方に、日々向き合っています。社会人2年目、成長の真っただ中にいる若手の言葉です。
PROFILE 青森県出身。大学で臨床検査を学ぶ中で超音波検査に強い関心を持ち、2023年に新卒で当院へ入職。1年目は検体検査部門で生化学・免疫・血液検査の基礎と機器管理を習得。2年目から甲状腺超音波の研修を開始し、現在は検体業務と甲状腺超音波を担当している。週1回の症例カンファレンスや論文抄読会にも参加し、研究的な視点も学んでいる。
新卒で『専門』を選んだ理由
大学の実習で超音波検査に出会い、画面に映る臓器の様子から多くの情報が読み取れることに夢中になりました。就職先を考えるとき、いろいろな検査を広く担当する総合病院も魅力的でしたが、私は『一つの領域を深く学んで、検査技師としての考え方の土台をつくりたい』と思ったんです。
見学に行ったとき、技師さんが画像所見を医師へ自分の言葉で説明している場面を見ました。検査室の中だけで結果を出して終わりではなく、主体的に診断へ関わっている。その姿に憧れて、新卒で専門病院に飛び込むことを決めました。青森から仙台へ、一人暮らしを始める不安より、学べる楽しみのほうが大きかったです。
基礎を固めた1年目、超音波が始まった2年目
1年目の最初の3か月は、検体検査の基礎と機器管理を徹底的に学びました。そのうえで、異常値が出たときにどう確認するのかを、症例ごとに先輩と練習していきました。『なぜこの値になるのか』を一つずつ突き詰める時間が、今の自信につながっています。
2年目から始まった超音波研修は、まず正常な像をきれいに描き出すことから。指導者と同じ患者さんを続けて見て、自分の画像との差を振り返ります。最初は同じ部位を写しているつもりでも、微妙な角度の違いで見え方がまったく変わって、奥の深さに圧倒されました。

『結果を出す』だけが仕事ではなかった
成長を実感したのは、検査値の乖離に気づいて、再検査と別の方法での測定を自分から提案できたときです。それまでは『正確に、早く結果を出すこと』が仕事だと思っていましたが、本当に大切なのは『その結果を、信頼できる状態にして医師へ返すこと』だと気づきました。
遠方から来る患者さんへの配慮も、現場で学んだことのひとつです。東北各地から時間をかけて来院される方が多いので、再採血が必要にならないよう前処理を丁寧にしたり、検査の順番を受付や看護師と調整したりします。検査は検査室の中だけで完結しないんだと、日々実感しています。
質問すると、考え方まで返ってくる
当院の好きなところは、質問すると答えだけでなく『どう考えてその結論にたどり着いたか』まで教えてもらえることです。週1回の症例カンファレンスや月1回の論文抄読会では、若手でも遠慮なく発言できます。
研究や発表に興味がある人にとっても、臨床と地続きのテーマを見つけやすい職場だと思います。夜勤や当直がないので生活リズムも安定していて、学びに集中できる環境が整っています。
Q1新卒で専門病院を選んだ理由は?
一つの領域を深く学ぶことで、検査技師としての考え方の土台をつくりたいと思ったからです。見学のときに、技師が画像所見を医師へ説明している姿を見て、主体的に診断へ関われる環境だと感じ、ここで成長したいと思いました。
Q2研修はどのように進みましたか?
最初の3か月は検体の基礎と機器管理を学び、その後は異常値の確認方法を症例ごとに練習しました。超音波は正常な像を描き出すことから始め、指導者と同じ患者さんを見て、自分の画像との差を一つずつ振り返っていきます。段階を追って学べるので安心でした。
Q3成長を感じた場面を教えてください。
検査値の乖離に気づいて、再検と別の方法での測定を自分から提案できたときです。結果を早く出すだけでなく、結果を信頼できる状態にすることが自分の役割だと、はっきり実感しました。
Q4遠方から来る患者さんへの配慮はありますか?
東北各地から時間をかけて来られる方が多いので、再採血が必要にならないよう前処理を丁寧にしています。検査の順番も受付や看護師と調整して、患者さんの負担を少しでも減らせるよう心がけています。
Q5一人暮らしや新生活で不安はありませんでしたか?
青森から仙台への引っ越しは不安もありましたが、それ以上に学べる楽しみが大きかったです。職場の先輩がプライベートの相談にも乗ってくれて、すぐに馴染むことができました。
Q6職場の雰囲気はどうですか?
質問すると、答えだけでなく考え方まで教えてもらえます。若手でもカンファレンスで発言しやすく、分からないことをそのままにしない文化があります。夜勤・当直がないので生活リズムも安定していて、学びに集中できます。
Q7これからの目標は?
甲状腺超音波の技術をさらに磨いて、細胞診や遺伝子検査など隣の領域も理解できる技師になりたいです。いずれは臨床とつながる研究テーマを見つけて、学会発表にも挑戦したいと考えています。新卒で入った私だからこそ、これから入る後輩の不安に寄り添える先輩になりたいです。
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7:30
機器立ち上げ
検体検査の機器を立ち上げ、精度管理を行って一日の検査に備えます。
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8:30
朝礼
その日の検査予定や注意点をチームで共有します。
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9:00
検体検査
生化学・免疫・血液検査を担当。異常値があれば再確認の必要性を判断します。
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11:00
超音波研修
指導者のもとで甲状腺超音波の描出を練習し、画像を一緒に振り返ります。
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12:30
休憩
同期とランチ。検査の悩みを相談し合う時間でもあります。
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13:30
甲状腺超音波
午後は実際の患者さんの超音波検査を担当。所見を分かりやすく記録します。
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15:30
症例レビュー
気になった症例を持ち寄り、医師や先輩と検討します。
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17:15
退勤
夜勤・当直はなく、研究や勉強の時間を月4時間確保できています。