STAFF INTERVIEW|診療放射線技師
救急撮影の8年を、核医学と画像品質の追求へ。一枚の画像に、次の治療を決める情報を残す。
鈴木 健太さん/2019年入職

- 入職年
- 2019年
- 出身
- 福島県
- 前職
- 総合病院(救急・CT・MRI)8年
総合病院で8年間、救急撮影やCT、MRIの最前線を経験してきた鈴木さん。スピードが求められる現場で判断力を磨く一方、『画像と治療結果をじっくり振り返れる環境で、専門性を深めたい』という思いから専門病院へ移りました。今は核医学を担当し、後輩の教育係も務めています。
PROFILE 福島県出身。総合病院で救急撮影、CT、MRIを8年間経験し、短時間で安全に検査できる条件を整える力を磨く。核医学に専門的に取り組みたいこと、生活リズムを整えたいことから2019年に当院へ転職。現在はSPECT/CTなどの核医学検査と放射性ヨウ素治療の支援を担当し、後輩の教育係も務める。
立ち止まって画像を考える時間がほしかった
前職の救急撮影は、運ばれてきた患者さんの状態を一瞬で把握し、安全に検査できる条件を整えて、最短で画像を出す——その連続でした。判断力もスピードも鍛えられましたが、撮った画像が診療にどうつながったのかを、じっくり振り返る時間はなかなか取れませんでした。
三十代半ばに差し掛かり、『自分は技術者としてどこを深めたいのか』を考えたとき、核医学に専門的に取り組みたいという思いがはっきりしました。核医学検査と放射性ヨウ素治療の両方に関われる当院は、まさに理想的な環境でした。夜間当直のない働き方で、生活リズムを整えたいという気持ちもありました。
目的を理解して撮ると、画像の価値が変わる
専門病院に来て一番変わったのは、『指示された検査をこなす』のではなく、『疾患・治療・患者さんの状態を理解したうえで、最適なプロトコルを選ぶ』姿勢が当たり前になったことです。なぜこの画像が必要なのか、医師が次にどんな判断をするのかを理解して撮ると、一枚の重みが変わります。
印象的だったのは、CTの造影タイミングを手術所見と照らし合わせて撮影条件を見直したプロジェクトです。技師だけで決めるのではなく、外科医と検査技師を交えて議論したことで、本当に必要な情報が何かが明確になりました。画像が治療方針に直結する手応えを、日々感じられる職場です。

核医学という専門性に向き合う
核医学は、放射性の薬を使って体の機能を画像にする検査で、安全管理がとても重要です。当院では放射性ヨウ素治療も行っているので、検査だけでなく治療の支援にも関わります。再現性を高め、細部を詰めていく作業は地道ですが、専門性を深める実感があります。
前職の救急で培った『短時間で患者さんの状態を把握し、安全な条件を整える力』は、核医学の現場でもそのまま活きています。救急の経験は決して無駄にならない、むしろ大きな強みになると、後輩にもよく話しています。
学びを勤務時間に組み込める働き方
夜間当直がなく、休日当番の予定も早めに決まるので、生活がとても安定しました。装置の保守や勉強会を勤務時間内に組み込みやすく、学習と生活の両方が無理なく回っています。
今は教育係として後輩の育成にも関わっています。属人化を防ぐためにマニュアルの整備を進めていて、装置が更新されたときには全員が同じように研修を受けられる仕組みづくりにも取り組んでいます。
Q1専門病院へ移った理由を教えてください。
救急で培った判断力を活かしながら、画像と治療結果をじっくり振り返れる環境を求めていました。核医学検査と放射性ヨウ素治療の両方に関われる点が決め手で、夜間当直のない働き方で生活リズムを整えたいという思いもありました。
Q2前職の経験が活きる場面はありますか?
患者さんの状態を短時間で把握し、安全に検査できる条件を整える力は、救急時代に徹底的に鍛えられました。一方で、専門病院では画像の細かな差を読み、プロトコルを改善する力が大きく伸びました。救急の経験は、ここでも確かな土台になっています。
Q3働きやすさはどうですか?
夜間当直がなく、休日当番の予定も早めに決まります。装置の保守や勉強会を勤務時間内に組み込みやすいので、生活と学習の両方が安定しました。残業も月5時間未満で、生活設計が立てやすいです。
Q4チームで改善したことはありますか?
CTの造影タイミングを手術所見と照合して、撮影条件を見直しました。技師だけで決めず、外科医と検査技師を交えて議論したことで、本当に必要な情報が明確になりました。職種を越えて意見を持ち寄れるのが、当院の強みだと思います。
Q5核医学の専門性はどんなところに難しさがありますか?
放射性の薬を扱うので、安全管理に細心の注意が必要です。再現性を高め、細部を詰めていく地道な作業の積み重ねが、画像の質を左右します。難しさは大きいですが、その分だけ専門性を深める手応えがあります。
Q6教育係として心がけていることは?
知識や手順が特定の人にしか分からない『属人化』を防ぐことです。マニュアルの整備を進め、装置が更新されたときには全員が同じ研修を受けられる仕組みづくりに取り組んでいます。後輩が安心して質問できる雰囲気も大切にしています。
Q7今後挑戦したいことは?
核医学のさらなる専門資格を取得し、画像品質の改善をチーム全体に広げていきたいです。東北で核医学を志す若手が学びに来たくなるような、教育体制を整えることも目標です。自分が現場で得た知見を、後進にしっかり引き継いでいきたいと考えています。
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8:15
始業点検
装置の動作確認と安全点検を行い、一日の検査に備えます。
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8:30
画像レビュー
前日の画像を振り返り、撮影条件の改善点をチームで確認します。
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9:00
CT撮影
疾患と治療の目的を理解したうえで、最適なプロトコルを選んで撮影します。
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11:30
一般撮影
外来患者さんの一般撮影を担当。患者さんの負担を抑える工夫を欠かしません。
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12:30
休憩
午後の核医学検査に備えてひと息つきます。
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13:30
核医学検査
SPECT/CTなどの核医学検査と放射性ヨウ素治療の支援を行います。
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15:30
カンファレンス
医師と画像所見を共有し、撮影条件の改善につなげます。
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17:15
退勤
夜間当直はなく、休日当番も同月内に代休を取得できます。